生命の体内をめぐる血液。その中に含まれる血球のすべては骨髄という場所で産生されています。とっても重要な存在である事がこれだけでもわかりますね。つまり、血球の異常がみられるという事は、その産生組織である骨髄を調べる事で、原因に関する重要な情報が得られると言えます。

本検査は通常、腰の骨または胸の骨に麻酔をしたあと、針を刺して骨髄の液の一部を吸引するという方法になります。この事を、骨髄穿刺(こつずいせんし)と呼び、骨髄検査としては一般的な方法だと言えます。

かつては胸に針を刺すという方法が主流でしたが、現在は腰からが多いでしょう。やや太めの針で骨髄組織の一部を採る場合もありますが、これは骨髄生検と言います。