陽性もしくは偽陽性だった場合には、確認検査へと移ります。WB法や蛍光抗体法によって診断確定を行います。確認検査でなります。しかし、HIVの時と異なり、抗体が確認されただけでは成人T細胞白血病(ATL)を発症しているとは断定できないのです。検査で陽性だったからと言って、病気が発症するとは限りませんが、感染源となる事は避ける必要があると言えます。母乳を介して母から子へと感染する為、キャリアの母親は授乳を避けなければなりません。また、性感染にもより一層注意しておく必要もあります。成人T細胞白血病(ATL)を発症すると、その症状こそ病型によって異なりますが、皮疹・全身のリンパ節の腫脹・肝臓や脾臓の腫大と言った症状が特徴的です。今日の医療では治療はまだ難しく、予後は他の急性白血病に比べて悪く、抗がん剤による化学療法が中心となっています。