運動負荷心電図について

健康診断を行う上で、運動負荷心電図というものがあるそうです。運動で血圧や心拍数を上げて心臓に負担をかけながら心電図をとる検査だそうです。運動したり動作などで生じる胸の痛みや苦しさなどの原因が心臓なのかどうかを調べて判断するためにやる検査だということです。具体的には12誘導心電図を30秒~1分ごとに記録して、血圧も測定しながら、ベルトの上を歩くというトレッドミルというものと、自転車のペダルをこぐエルゴメーターの2種類があるそうです。2段の階段を上がり下がりするマスター試験というのもあるそうです。ただし、この検査は高齢者には転びやすいということがあるそうです。また元気な人には、負荷が弱いということで、最近はあまり使われないそうです。

これよりも「心肺機能検査」というものが増えているそうです。これは運動時に吐く息の中の酸素と二酸化炭素の濃度を測ることによって、1分間の酸素消費量がわかって、心臓と肺の機能を総合的に評価できるものだそうです。運動負荷心電図検査というのは、労作性狭心症の診断にもっとも使われているものだそうです。薬や手術、カテーテルの治療効果判断にも使えるそうです。心肺機能検査というものは心臓病の重症度判定と予後の推測もできるそうです。

また、どの程度の運動をしていいかというのも決められるそうです。トレッドミル、エルゴメーターともに医師の立ち会いのもとでおこなわれるそうです。指示に従わなければならないそうです。検査中に胸の痛みが出てきたら、すぐに医師に知らせなければならないそうです。検査するときの服装は動きやすく運動がしやすいもので、心臓の電極をつけやすいように前開きの半袖シャツにするそうです。検査で心筋の虚血が疑われたら、心エコー、冠動脈造影CTか、カテーテル冠動脈造影検査になることが多いそうです。

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